サバンナの動物がよみがえる、ティンガティンガ・アート

ティンガティンガ・アートは、1960年代末にタンザニアで発祥した現代アートで、その名称は創始者の名前 Edward Saidi Tingatingaに由来します。サバンナの動物や豊かな自然そして人々の暮らしを、ティンガティンガ芸術村で活躍するアーティストたちが、6色のペンキで色鮮やかにのびのびと描いています。※トップ写真/「歳を取ったサイと蝶」(ヤフィドゥ作)

ティンガティンガ原画展2019名古屋のポスター

原画展が名古屋に来るのは今年で12回目で、毎回新たな発見があるように思えます。今回は“サイと蝶”を描いた絵が、ちょっと気になりました。作家のYafidu Ally Makaka(ヤフィドゥ)さんが在廊でしたので、なぜ“角がこんなに大きく描かれ、蝶や鳥がとまっているのか”を聞いてみました。彼は「このサイは歳を取って角も大きい。普通は群れで暮らすが、歳を取ると群れを離れる。ひとりぽっちのサイを、鳥や蝶が守っているのです。」と話をしてくれました。今、サバンナでは、サイの角の乱獲が大きな問題になっています。

ティンガティンガ芸術村のアーティストたち

蝶のような小さな存在だけでなく、より大きな存在である人間がどうしたらいいのか、私は待ったなしの答えを突きつけられたように思いました。

スタッフ/広瀬由利子(nickname:ゆりば) 二世帯同居で、孫育て中です。

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