グランマに聞こう!8-発育とおもちゃ「壊して遊ぶ。1歳児の子」

●お答えは─
子育て支援のNPOまめっこ
理事長
丸山 政子 さん葉っぱイメージ

子どもの成長・発達にとって、おもちゃは必要で大事なもの。そして、年齢や月齢に合ったおもちゃが、発達をサポートします。しかし、まめっこの広場「遊モア」でママたちと話をしていると、「何をして遊んだらいいの?」と戸惑っている姿が多く見受けられます。そこで、発達とおもちゃについてポイント・アドバイスを─。

お友だちの積み木を壊すのは、成長への通りみち。

●「立つ」「つかむ」ことで、身体感覚や自己認識がしっかりするいも虫イメージ
歩いて散歩にいくと、砂や石ころ、木の葉や小枝などに興味を持ち、五感をフルに使って感じます。それが遊びです。公園の手すりをつかんで、「つかまり立ち」や「つたい歩き」を楽しみます。また、五感を使うことで、周りのものに興味を持つようになります。

●秩序を乱すことが遊び…とも言える年ごろ
1歳児ごろの積み木遊びは、壊すことから始まります。しばらく壊しまわって、大人から「あ~壊しちゃった!」と言われて楽しんでいます。その後に積むことをしたくなるのです。音が出るおもちゃに興味を持つ年ごろなので、壊す音も楽しんでいるのでしょう。

●わが子を「いじわる」と決めつけないで、他の子にも目を向けるちょうちょイメージ
お友だちが電車を並べていると、壊しにいくわが子。ママは「いじわるな子なんです」と言うけれど、そうではなく、成長プロセスのひとつなのです。「いじわるな子」という色めがねで見てしまい、わが子のいいところが見えなくなります。だからこそ、いろいろな親子に接して、わが子のいいところに気づいてほしいですね。遊びのなかで、親子の信頼関係をつくることが大事だと思います。

※「立つ」「つかむ」「五感を使う」月齢はお子さんによって異なりますので、焦らないでください。
◎遊びメモ1:散歩へ出るときは、小さな1歳児は車や自転車から見えにくいので、安全性に注意を。
◎遊びメモ2:お友だちの積み木を壊したときは、その親子に「小さいので、積むより壊すことが好きみたい…、ごめんね」などと声掛けを。

 

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