グランマに聞こう!9-発育とおもちゃ「ごっこ遊びが始まる。2歳児の子」

●お答えは─
子育て支援のNPOまめっこ
理事長
丸山 政子 さん

子どもの成長・発達にとって、おもちゃは必要で大事なもの。そして、年齢や月齢に合ったおもちゃが、発達をサポートします。しかし、まめっこの広場「遊モア」でママたちと話をしていると、「何をして遊んだらいいの?」と戸惑っている姿が多く見受けられます。そこで、発達とおもちゃについてポイント・アドバイスを─。

人形を赤ちゃんに見立てる「ごっこ遊び」は、知的発達に大事!

●ママやパパの真似っこから始まる「ごっこ遊び」
「オムツをかえましょね。はい、きれいになりましゅた」「こんどはミルクをのみましゅよ~」。ママやパパにしてもらったことを真似して、お人形を相手にしてあげる姿は、かわいらしくてほほえましいです。2~3歳児頃は、お人形を赤ちゃんに見立てたり、空のプリンカップを食器に見立てたりして、「ごっこ遊び」が始まります。この「ごっこ遊び」は知的発達の大事な1歩です。

●女の子も男の子も好きな「ままごと」を、大人もいっしょに
ご飯の幼児語に「まんま」があります。この言葉が「ままごと(飯事)」遊びの語源と言われ、平安時代から始まったそうです。子どもたちは、身近なママやパパの真似をしながら、食事や暮らしの「ごっこ」遊びをします。そのなかで日常の言葉を覚え、お友だちとのやりとりで社会性や想像力を育てます。いつも「~しなさい」「~やめなさい」と言いがちなママ・パパも、「ままごと」をお子さんと楽しんでみてはいかが?

●「ごっこ遊び」のおもちゃは、身近なものを用意
最近の「ままごと」遊びのおもちゃは、きれいでリアルで使いやすいものが多いですね。そのようなおもちゃは素敵ですし、お子さんも喜ぶと思います。一方で、ママがいつも使っている「おわん」「ボール」「お玉」も、お子さんは大好きです。日ごろお子さんが親しんでいる「人形」や「ぬいぐるみ」、そして本人が使っている「オムツ」などは、最も親しいおもちゃと言えるでしょう。

※「ままごと」をする月齢はお子さんによって異なりますので、焦らないでください。

◎遊びメモ:100均ショップでおままごとセットをつくっては?おわん・スプーン・ボール・お鍋など。乾物の「マカロニ」やプラスチックの「チェーンリング」を食べ物に見立てる。

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