アイデア自由!「書」それとも「アート」? 「書」から学ぶ→2023.1

「名古屋遊墨会」の会員作品展を、新年初頭に中区の「栄サンシティーギャラリー」で楽しんできました。“現代アート書”と呼ばれ、刈谷市出身の現代書家・岡本光平さんが作者の個性を引き出すように指導しています。会場で現代アート書の解説をしてくれますよ!2022年5月にもこのサイトで紹介済! 写真:会場風景

会場で、私の知人・芋切丸さんに会場内の作品について話をうかがいました。「芋切丸(いもきりまる)」の雅号をもつ彼女も、自画像である《寒山?拾得?》や《夢中夢》など個性的な作品を展示していました。

《寒山?拾得?》

「寒山(かんざん)」と「拾得(じっとく)」は、中国・唐代の脱俗的な詩人で、寒山は洞窟に住み国清寺の拾得と交流を持った、とされている。禅僧の画題として好まれたそうです。芋切丸さんは、神宿る文字と呼ばれる「金文(きんぶん)」で自画像を表現。金文は青銅器表面に刻まれた文字で、中国の殷~漢時代に使われた。

芋切丸《寒山?拾得?》

芋切丸《夢中夢》

《夢中夢》

「書」を線の芸術=ラインアートと捉えた時に、書くという機能から解放され自由になると、芋切り丸さん。この世はたくさんの線で溢れていて、焼き物の線もそのひとつ。今回は、素朴な味わいがある織部焼の絵付け柄をモチーフに、そこから発想した線で画面を埋め尽くしています。

黎光《楽》

《楽》

〝これも書ですか?〟と聞いてしまったミニアート作品。手芸工作用のジェッソを使っていて、すぐ乾いてしまうので一気に仕上げたそうです。かわいらしさと意外さに、思わず購入してしまいました!作家は、雅号「黎光」さんです。

スタッフ/広瀬由利子(nickname:ゆりば)二世帯同居で、孫育て中。

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