●お答えは─
子育て支援のNPOまめっこ
理事長
丸山 政子 さん、
子どもの成長・発達にとって、おもちゃは必要で大事なもの。そして、年齢や月齢に合ったおもちゃが、発達をサポートします。しかし、まめっこの広場「遊モア」でママたちと話をしていると、「何をして遊んだらいいの?」と戸惑っている姿が多く見受けられます。そこで、発達とおもちゃについてポイント・アドバイスを─。
おもちゃを取りたい、まわりを見たい一心で動く。
●赤ちゃんの「寝返り」は、遊びたいという気持ちのはじめの一歩
5~6か月頃には、おむつ交換の途中で寝返ったり、寝返りを繰り返してごろごろと移動したりします。体をひねって違う向きになる寝返りですが、移動することも楽しんでいます。
●赤ちゃんの「はいはい」は、おもちゃを手に取りたいから?
7~8か月頃には、おもちゃを取ろうとはいはいするようになります。初めは後ろに下がってしまうこともありますが、何回か続けるうちに前進できるようになってきます。おもちゃを前方に置くと、取りたい一心ではいはいしようと頑張ります。
●赤ちゃんの「つかまり立ち」は、まわりを観察したいから?
9~11か月頃には、つかまり立ちに挑戦するようになります。視野が広がってまわりにより興味を持つようになります。はいはいで自由に動き回る子はつかまり立ちに興味を示さないこともありますが、焦らずはいはいを楽しませるのがいいのではないでしょうか。また、ママがしていることに興味を持って、真似をしたがります。ママの携帯電話・お財布・鍵・新聞紙などが大好きですから、赤ちゃんが使って困るものは近くには置かないこと。
※「寝返り」「はいはい」「つかまり立ち」する月齢はお子さんによって異なりますので、焦らないでください。
◎遊びメモ1:ママが使っていておもちゃにしてもいいものは、きれいに洗って遊んでもらうこと。
◎遊びメモ2:大人にとっては普通の台が、つかまり立ちの赤ちゃんにとっては魅力的な遊び道具に。ベランダや階段の近くに置かないこと。