人間として生き、自由に描き続けたい。

2022年6月4日(土)、西 新太(にしあらた)さんの個展を見に、ハートフィールドギャラリーへ行きました。西さんは、愛知県立大学在学中に脳出血で倒れ、奇跡的に生還し車椅子で復学。利き手は右でしたが、絵筆を左手に持ち替えて再度、制作を開始したのです。写真:西 新太《めちゃオカンポス》オカンポスは、西さんが好きなアルゼンチンのサッカー選手。

現実という幻想

今回の個展タイトルは「現実という幻想」。コロナ禍前の2018年に開催された個展のタイトルは「I am そっと回転」。今回のアクリル画の方が力強く、カラーボードの上に重ねた色たちが、浮遊し躍動しているように感じられました。

★西さんに聞いてみました

Q:どういう気持ちで、何を考えて絵を描いてます?

「大胆に描き、かつ、何かを狙ってるよ」と即答。続けて「人間として生きている、その原点にいつも立ち返って制作を続けている・・・」

一人でできるもん

Q:突き詰めて制作してると、煮詰まることってありません?

「突き詰めることは大事だけど、煮詰まることはしたくない・・・なぜなら、煮詰まる時間がもったいないから。その一歩手前で踏みとどまり、また原点に立ち返り、自由に描き続けていく」

Q作品タイトルが面白いですが、どのように決めるの?

「描いてるときにひらめくことも、後から作品を見て思い付くこともある。でも、説明や解説は避けたい」

わりきって

昔はサッカーやバンドをやっていた西さん。今はBGMを大きな音でかけて制作しているそうです。

スタッフ/広瀬由利子(nickname:ゆりば)

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