約束を交わした、10年後の“二人展”

まだコロナ緊急事態宣言下の2月19日(金)、名古屋・栄のハートフィールドギャラリーへ「建部弥希×ナカムラミオ二人展/前夜」を見に行きました。二人はちょうど10年前に、この画廊で二人展を開き、意気投合して「10年後にまた一緒にやりましょう」と約束。その日がやってきたのです。※トップ写真/「建部弥希×ナカムラミオ二人展/前夜」

《ヒダマリズム》建部弥希

《self portrait》ナカムラミオ

名前から想像する印象と違って、建部さんは女性で抽象画の、ナカムラさんは男性で具象画の作家。今回の製作テーマについて、建部さんは「光」、ナカムラさんは「違和感」としています。

10年の間に考え方や表現は変わっていきます。

「闇」を描こうと思っていた建部さんは「光」を描くことにして、しばらく使わなかった「白色」の絵具を取り入れて制作しています。ナカムラさんは自作のドライフラワーをモチーフに静物画を描いてきましたが、今回は紫陽花のドライフラワーをフラワーベースに挿し、さらにその静物に自分を投影しながら描いています。紫陽花の背後の影がそれを暗示していて、作品のタイトルは「self portrait」。静物画であると同時に人物画という二面性が「違和感」なのだと言います。

スタッフ/広瀬由利子(nickname:ゆりば) 二世帯同居で、孫育て中です。

《self portrait》ナカムラミオ

《ヒダマリのとなりで》建部弥希

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