雰囲気を楽しむ」カテゴリーアーカイブ

フェルトもバッグも、真の手づくり

残暑厳しい10月に、名古屋・栄のハートフィールドギャラリーで開催された「2022井戸えり展覧会 布の手しごと」を見てきました。テーマは「布の手しごと」ですが、今回は“フェルト生地”に強いこだわりを持つ作品が並んでいました。手芸素材としてポピュラーなフェルトですが、井戸さんはどんなこだわりを持ったのか聞いてみました。 写真:フェルトのバッグとブローチ/井戸えり

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まるもふっ!・・・何を感じる?

2022年8月初旬、緑が眩しい椙山女学園大学に、小原玲さんの写真展「まるもふっ!~北の天使の写真展~」を見に行ってきました。小原さんはフリーランスの報道写真家で、シロクマ、マナティ、アザラシ、シマエナガなどを撮影し写真集も多数出版。しかし昨年亡くなり、遺された多数の写真から、今回は「かわいい」をテーマに「まるい」「もふもふ」のコンセプトで写真展が企画されました。写真:小原玲《もふっと!アザラシ赤ちゃん》 続きを読む

人間として生き、自由に描き続けたい。

2022年6月4日(土)、西 新太(にしあらた)さんの個展を見に、ハートフィールドギャラリーへ行きました。西さんは、愛知県立大学在学中に脳出血で倒れ、奇跡的に生還し車椅子で復学。利き手は右でしたが、絵筆を左手に持ち替えて再度、制作を開始したのです。写真:西 新太《めちゃオカンポス》オカンポスは、西さんが好きなアルゼンチンのサッカー選手。 続きを読む

アイデア自由!「書」それとも「アート」?

2022年の5月に、「名古屋遊墨会」の会員作品展を中区の「栄サンシティーギャラリー」で鑑賞。“現代アート書”と呼ぶ新たな領域で、その楽しさを会場で味わいました!「芋切丸(いもきりまる)」の雅号をもつ私の知人も「風」や「UFO」など個性的な作品を展示していました。
写真:芋切丸《風》 続きを読む

空気の向こうに見えるもの・・・。

2022年の3月と4月に、今の不安定な社会状態を作品化した2つの現代美術展を観てきました。展示画廊はハートフィールドギャラリーです。3月の展示作家は別所洋輝さんで、タイトルは「白い鳥を探して」。4月の展示作家は中谷ゆうこさんで、タイトルは「くうきのてざわり」。どちらの作品も、“観る私と作品との間に、もやのような白っぽい空気”が感じられたのです。

写真:中谷ゆうこ《hpa(ヘクトパスカル)空気のおもさ》 続きを読む

「ひとのつぼ」は、あったかい・・・

2月25日、冬将軍が居座るなかを、ハートフィールドギャラリーで陶の個展を観てきました。作家は長久手市出身の陶作家・内田恭子さん。「ひとのつぼ」って、どのような作品で何を伝えたいのでしょう?想像をふくらませながら出かけました。※トップ写真/《ひとのつぼ》内田恭子 続きを読む

アートを目一杯楽しめる・・・素敵な長野。

:北斎が描いた祭屋台の天井画「鳳凰」

2021年の年末に雪が降りしきるなか、長野市の「善光寺」さんへお参りし、「長野県立美術館」と小布施の「北斎館」、さらに翌日は「軽井沢ニューアートミュージアム」と、美術館のハシゴを・・・。今回の長野訪問は、アート三昧にしよう!と極寒の中を決行しました。 続きを読む

豊田市で“最新アート”と“街なかアート” を楽しむ

“クルマのまち”として有名な豊田市ですが、実は、現代アートの分野でもユニークな展示が見られることを知っていますか?最近、私が見てきたのは2021年12月に行われた展示で、ひとつは「豊田市美術館の特別展覧会」、もうひとつは「とよたまちなか芸術祭」。※トップ写真/豊田市美術館の展覧会《百鬼夜行》ホー・ツーニェン 続きを読む

リニューアルオープンした、東山植物園へ行こう!

2021年初秋のある日、リニューアルした名古屋市東山植物園を訪れました。1936年に造られた東山植物園には、国内に現存する最も古い公共温室があります。開園当時は「東洋一の水晶宮」と呼ばれたとか・・・。 ●トップの写真:リニューアルされた温室。鏡池に写る姿がきれい! 続きを読む

ボタニカルアートを楽しんだ、初秋の名城公園

9月23日の秋分の日、名古屋城がある名城公園まで、ボタニカルアートの展覧会を観に行ってきました。会場は「フラワープラザ」で、出展者は「名城花の会」の方たちと講師の先生方。
・トップの写真:フラワープラザ庭園の初秋の花たち 続きを読む